放射線取扱主任者試験対策(物理化学生物)ブログ

第1種放射線取扱主任者です。試験勉強を始めたばかりの方のとっかかりになるような、ある程度勉強を進めた方の見返しとなるようなブログを目指しています。

光電効果・コンプトン散乱・電子対生成まとめ

光電効果コンプトン散乱電子対生成についてまとめます。

 

それぞれの反応の発生確率を見ると、以下のことが分かります。

・光子のエネルギーが低い場合光電効果が支配的である。

・吸収物質の原子番号が小さいほどエネルギーが上がるにつれて光電効果コンプトン散乱に移行する。

・光子のエネルギーが1.022MeV(陽子+電子の静止エネルギー)をこえると、吸収物質の原子番号の大きい場合からコンプトン散乱電子対生成に移行する。

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以下の図は、それぞれの反応について発生する電子・光子をまとめたものです。

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それぞれの反応について詳しく記載した記事は以下参照ください↓

hatomugikun.hatenablog.com

hatomugikun.hatenablog.com

hatomugikun.hatenablog.com

特性X線、オージェ電子について記載した記事はこちら↓

hatomugikun.hatenablog.com