光電効果・コンプトン散乱・電子対生成についてまとめます。
それぞれの反応の発生確率を見ると、以下のことが分かります。
・光子のエネルギーが低い場合光電効果が支配的である。
・吸収物質の原子番号が小さいほどエネルギーが上がるにつれて光電効果→コンプトン散乱に移行する。
・光子のエネルギーが1.022MeV(陽子+電子の静止エネルギー)をこえると、吸収物質の原子番号の大きい場合からコンプトン散乱→電子対生成に移行する。
以下の図は、それぞれの反応について発生する電子・光子をまとめたものです。
それぞれの反応について詳しく記載した記事は以下参照ください↓
特性X線、オージェ電子について記載した記事はこちら↓