放射線取扱主任者試験対策(物理化学生物)ブログ

第1種放射線取扱主任者です。試験勉強を始めたばかりの方のとっかかりになるような、ある程度勉強を進めた方の見返しとなるようなブログを目指しています。

陽電子放射断層撮影法(PET)について[過去問解説有]

陽電子放射断層撮影法(PET)について説明します。

記事の最後には過去問解説も記載しますので理解しましょう。

 

 陽電子放射断層撮影法とは身体を構成する元素の放射性同位体を体内に入れてガン等の病気を発見する検査法です。

PET検査で最もよく使われる放射性同位体は18F-フルオロデオキシグルコースというものです。これは、注射をするとブドウ糖をよく使う がん・能・心筋等に集まります。

陽電子が電子と対消滅する際に発生する2本の光子より、陽電子が消滅した位置情報を変換して断層画像を作成します。

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陽電子放射断層撮影法は略してPETと呼ばれます。

 

[平成23年生物]

次の標識化合物のうち、PET(陽電子放射断層撮影)診断に用いられる正しいものの組み合わせはどれか。

A[14C]メオチニン B[15O]水

C[18F]フルオロデオキシグルコース(FDC) D[67Ga]クエン酸ガリウム

(1)AとB (2)AとC (3)BとC (4)BとD (5)CとD

 

[解説]

A 14C:β-を放出

B 15O:陽子を放出

C 18F:陽電子を放出

D 67Ga:EC壊変のみ

よって(3)が正解