放射化分析について記載します。
放射化分析については、計算問題が出題されることが多いです。計算問題に使用する式の意味から理解しましょう。
放射化分析とは安定な核種に放射線(主に中性子)を照射することにより不安定にさせ、半減期や放射線のエネルギー、強度を調べて核種を同定・数量を求める作業のことです。
特定する元素に放射線(中性子)を照射し、放射性核種の量を調べるには以下の式を用います。
それぞれの記号の意味は以下の通りです。
A:中性子照射により発生する放射能(dps)
N:目的元素に存在する標的核種数
f:中性子束密度(毎秒1平方センチメートル当たり)
σ:核反応断面積(核反応が起きる確率)
は飽和定数と呼ばれλ(ラムダ)は壊変定数を表します。
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